上海(中国)


旅行期間 2000/12/31-2001/1/3

昨年仕事をやめてから暇になったといえば確かにそうだ。しかし、素直に喜べない。 なんと言っても自営業なので、暇はうれしいような悲しいような複雑な感覚だ。 かといってそんなことを気にしているわけには行かない。というのも今年からは、 休みといえば、盆正月(正確には、正月とゴールデンウィーク)しかない。 というわけで、苦しい状況をも省みず。海外に出向くことにした。 行き先はいろいろ悩んだのだが、値段がネックか?日程がネックか?、結局上海になった。 上海は安いし近い、これは大きなメリットだ。 しかもかなり近い。 現在私は、岡山県に住んでいることもあって、海外に行くには関西空港がもっとも近い。 しかし、いろいろ考えてみるとそうでもないのだ。まず、関西空港は確かに、位置的には近い。 しかも、便数が多くいろんなところを選べる。という点では優れているが、時間的にはかなり遠い。 実際、私の住んでいる町から関西空港までは、JR在来線→新幹線→在来線→空港のルートで、 乗ってるだけで3〜4時間、待ち時間も合わせると4〜5時間はかかる。 では他の空港といえば、岡山空港、広島空港があるが便数の問題で選択できない。 最後の候補地が福岡空港だ。もちろん便数では関空にかなうはずもないが、JR新幹線博多駅からのアクセスは 約5分と絶好だ、待ち時間を入れても2時間半あれば私の町から空港につける。 しかも、福岡空港(板付)からは上海は1時間半程度だ。これは近い! 香港より近くて中華だ!私は完全に舞い上がってしまった。 結局、後で、安かったのが災いしたのだが「JTBの花園飯店に泊まる、上海、小ロンポウ食べ放題」に決めた。 ただし期間の問題が大きかった。自営業の悲哀か勤務時代のようにホイホイ休むわけには行かない。 結局、年末年始を12/31〜1/3まで休むことにした。これが限界だった。

これが中国東方航空、聞いたこともなかったが普通だった。


年末、福岡に向けて出発する。福岡を17:30に中国東方航空で発つと1時間半ほどで上海に着いた。 これは速い。感激の早さだ。
残念ながら上海での行動は非常に狭いものだったし、情報も少ないので、私の印象を書くことにする。 上海は香港と同じような大都市である。香港よりは小さいものの、かなり肉薄している感じだ。 田舎の風物を楽しむと言うよりは町を楽しむ感じだ。手っ取り早くは観光ツアーに乗る。 すると、博物館や公園、市場など、めぼしいところを回ってくれる。しかしそれほどすごいところは無い。 このあたりは、香港と似たところがある。やはり市内で、食べるか町を楽しむのが良いだろう。 観光をしようとすると、蘇州、杭州などに足をのばすほうがよい。 僕らの場合は、中国人の友人がいると言うことで、彼に会うために杭州に行くことにした。 しかし実際には彼に合うためには並々ならぬ努力が必要だった。 彼に連絡を取るために日本から手紙を送ったり、電話をしたり、大変な苦労だった。 Emailで連絡が取れることにありがたさを改めて感じた。

ツアー中に僕が最も気に入ったスローガンだ。やっぱりこれだ。(決して共産党員ではないのだが)

豫園に行く途中の商店街、小籠包屋や骨董屋が集まっている。

上海での観光で僕が最も興味を引かれたのは、川沿いの占領時代の風景を楽しむことだ。 この地域の雰囲気は、租界と言われる各国の占領地の雰囲気とともに、なんともいえない不思議な感じを与える。 ここは、一度味わってみるべきだろう。

船から見た夜の外灘(バンド)

外灘に並ぶ石造りの洋館

観光をしたいなら迷わず、郊外に出るべきだ。市内はさほど珍しいものは無い。 僕は、杭州に足をのばした。

上海−杭州間を走る特急列車

上海−杭州は特急列車でわずか2時間半ほどで着ける。 あさ上海を発つと杭州には10時頃にはたどり着ける。 列車の中で中国人を観察すると、お茶の飲み方に感心した。 みんな、インスタントコーヒーのビンのような入れ物にお茶の葉だけが入ったものを持ち歩いている。 列車に乗り込むとやおらそれを取り出して、車内にある無料(多分だが)のお湯を入れて飲む。 しかも飲み終わるとさらにそれにお湯を入れて飲む。どこに行ってもこんな風なのだ。これなら、缶はいらない。

杭州駅の前には金魚の張りぼてがあった。どうやら金魚の発祥の地らしい。

左は六和塔、右は遊覧船から見た西湖

杭州では、西湖、六和塔、霊隠寺、西令印社などが主な観光地である。 しかし、ほとんど京都の神社仏閣めぐり程度のものでさほど感激するほどのものではない。 西湖は美しい湖として有名なところだが、人造湖と言うのが驚きだ。ここはほっとする。 六和塔は潮が洪水のように川に逆流して来る(銭塘江大逆流)のを治めようとして立てられたものらしい。 しかし、僕がどうも納得できない場所は西令印社と呼ばれるところだ。 書や印の由緒あるところらしいがどう見てもいんちきくさい。 ただの売店にしか見えない。 詳しく知りたい人はここを見てほしい。 どこでも売っているのだが、僕はお茶に惹かれた。やはり飲んでみると風味がいい。 観光を1日程度にして、後は上海で町をうろうろしながら食べ歩くのがいいのかもしれない。 上海では、もちろん上海料理になるが大都市だけあってなんでも手に入る感じだ。 僕らが行ったのは、21世紀を迎える年末だっただけに、上海市内は異常な盛り上がりを見せていた。 12時近くなってもだれも帰ろうとはしない。市内は若者たちで埋め尽くされた感じだ。 ちょっとくらくらした。

カウントダウン時計の前の僕(左)と新世紀の花火(右)

上海では、小籠包(ショウロンポウ?)が名物らしく、どこに行ってもたらふく食える。しかしこれしかない。 あとは、上海蟹かな? しかし、安いツアーの僕らが食ったものはとても美味しいとは言えなかった。 これはJTBがケチったせいだろう。なんとも、冷えたものが出てきたりあまりいただけない。 でも僕は猫舌なのであまり熱いとだめなのだが・・・。一度はあまりの暑さに吐き出してしまった。 口の皮がはげてしまったのは言うまでも無い。 最後に上海について感じたことだが、香港などと比べて基本的に「友人などをもてなす気持ちは十分あるが、 商売として客をもてなす気持ちが無い。」と言うことだ。 営業としての気持ちよさは香港に数倍劣るという印象を感じた。 旅行中何度も上海人に聞かれた。「中国は初めてかい?」「香港は行ったよ。」「そうか、初めてか。」 どうやら、上海人には香港は中国ではないらしい。「ぜひ北京に行って見なさい。良いよ。」とも言われた。 何か見せたいものがあるのだろうか? 上海に行くなら、簡単にたどり着ける隣国なので、自分で飛行機をとって、向こうで手配してうろうろした方がよさそうだ。 ツアーだからと言ってあまり良いことは無い。もちろん、中国語が分かればの話だが・・・。 今回は、ぱっとしない旅行記になってしまった。次回、自力での観光を期待してほしい。
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